「ピラティスインストラクターに興味はあるけど、何から始めればいいか分からない」
挑戦したい気持ちはあるけど行動に移せない、その気持ちはとても分かります。
クライアントのサポートができ非常にやりがいがある職種である一方で、インストラクターとして活動していくために必要なスキルやハードルなど現実的な課題があるのも事実。
事務職として長年働いてきた私も、その一歩を踏み出すことに大きな不安がありました。
しかし、一念発起しピラティスの資格を取得。
現在は、資格取得後まもなくインストラクターとして活動し3カ月が経過、日々、インストラクターとしての仕事にやりがいを感じています。
しかし、会社員からフリーランスという働き方の違いによる不安、インストラクターという未知の環境で様々な課題に直面しています。
今回の記事では、そんな現役ピラティスインストラクターがリアルに実感した、「インストラクターになる前に知りたかった5つの事」をご紹介します。
これからインストラクターを目指す方にとって、不安や疑問が解消され、インストラクターへの一歩を踏み出すための具体的なイメージが掴めますよ。
目次
ピラティスインストラクターとは
ピラティスインストラクターは、ピラティスという専門的なエクササイズの指導を行うことで、クライアントの姿勢改善や体力向上をサポートする仕事です。
ピラティスインストラクターになるには
ピラティスインストラクターに興味がある方の中には、「私のような初心者でも、本当にプロになれるのだろうか?」といった不安や疑問をお持ちの方も多いと思います。
結論からお伝えします。
初心者の方でも、運動経験や年齢を問わず、ピラティスインストラクターになることは十分に可能です。
ただし、クライアントの身体をサポートしていくためには、専門知識を体系的に学び、養成講座を受講して資格を取得することが、活動の前提となります。
実は、私自身も全くの初心者からスタートし、資格取得後にインストラクターとして活動を始めました。
だからこそ、「挑戦したいけど不安」という気持ちがよく分かります。
ここからは、私の実体験に基づき、ピラティスインストラクターとして活動を始める前に「これだけは知っておきたかった!」と実感した5つの重要なポイントを包み隠さずご紹介します。
完璧な身体や指導力は不要。必要なことは、一歩踏み出す行動力
いざ、クライアントに対してエクササイズ指導を行うとなると、「完璧に教えることができて、見た目も整ったインストラクターでなければいけない」と考えてしまっていませんか。
安心してください。初めから完璧な人はいません。
インストラクターは、クライアントの痛みや悩みに寄り添い、共に解決策を探すパートナーです。あなたがこれまで経験してきたことや、年齢といったものは、弱みではなく、深い共感を生むための個性です。
正直、もっと早くから始めればよかったと思うほど、まずは一歩踏み出すことが大切です。
挑戦することで自分の課題が分かるのと同時に、指導スキルもアップしていくので、全てを完璧にしてからではなく、やりながらブラッシュアップしていけば問題ありません。
資格取得後がスタート。インストラクターとして成長し続けるための自己投資
ピラティスインストラクターとして活動するためには、まず専門的な資格を取得する必要があります。
資格の費用は、マット、マシンといった種類や、所属する団体によって幅がありますが、例えばマットピラティスの養成講座なら、20万円台〜40万円台が費用の目安となります。
実は、資格は取ってからがスタートです。
資格取得後、質の高いサービスを提供し続けるためには、継続的な自己投資が不可欠。
研修やワークショップへ積極的に参加し、最新の知識やスキルを磨くことで、クライアントに選ばれるインストラクターとして長期的に活動していけます。
指導力以外にも重要なインストラクターとしてのスキル
インストラクターとして求められるのは、クライアントと信頼関係を築いていくのに必要なコミュニケーション能力といった要素も。
さらに、クライアントの身体を評価し、適切なエクササイズを組んでいくために必要な観察力や、正しい動きを伝えるための言語化能力など、活動していくにあたり、指導力以外にも必要なスキルがあります。
そして何より、人の健康をサポートする職業だからこそ、あなた自身の健康が大切です。
ピラティスを通じて、自分自身の心と身体に向き合い、健やかな毎日を維持できることも、この仕事の大きな魅力の一つですね。

一番の課題は、集客のための地道な努力の積み重ね
インストラクターにとって、安定した収入を確立するための課題は集客です。
新規顧客およびリピーター促進のために、地道な集客活動やブランディングの工夫など、安定した集客の仕組みを構築する必要があります。
具体的には、自身の強みを活かした専門性を打ち出してSNSなどで発信するといった方法や、動画コンテンツの配信などが挙げられます。
このように、レッスン以外の時間は、レッスンの準備以外にもビジネス的な側面にも時間と労力を注ぎ込むことが、長期的に活動していくためのコツです。
フリーランスとして活動するためには収入源を複数持つと安心
フリーランスで活動するピラティスインストラクターにとって、収入源の確保はスタート前に備えておくと安心です。
インストラクターの収入は、クラスの集客状況によって変動するため、下記の方法も検討してみましょう。
・副業としてのスタート
・オンラインレッスンの活用
・複数のスタジオに所属
このように複数の収入源を確保しておくと、安心して活動をスタートでき、長期的なキャリアの形成にも繋がります。
あらゆる課題も、事前に認識できていると備えることができるので安心ですね。

インストラクターの仕事は一生ものだと思えた、やりがいと魅力
ピラティスインストラクターの仕事は、エクササイズの指導以外に、活動していくために必要な課題がいくつかあります。
一方で、活動を通じて得られるやりがいや魅力は、ピラティスインストラクターならではの体験です。
やりがい
インストラクターは、クライアントの身体の悩みを解消し健やかな身体に整える仕事。
クライアントが感じる身体の変化に対する喜びや感動を一緒に分かち合えることは、これ以上にないやりがいです。
「痛みがなくなった」「やりたかったランニングに挑戦できた」そういったクライアントからのフィードバックが、大きなモチベーションに繋がります。
自身の健康と成長
ピラティスの実践を通じて、自らの心と体が整えられ、心から豊かで健やかな身体を維持することができます。
また、クライアントへの質の高いサポートの提供、インストラクターとしての活動に伴うあらゆる課題といった過程は、非常に学びが多く、自分自身の可能性を広げ続けることができます。
魅力
フリーランスとして働くことの一番の魅力は、時間的制約に縛られないこと。自分のライフスタイルに合わせて、働く場所や時間を柔軟に設定できる自由があります。
ピラティスインストラクターの仕事は、あなた自身の心身の成長を促し、そしてクライアントに寄り添ってサポートするというやりがいを感じることができます。
自分らしい働き方を実現していくために、まず、最初の一歩を踏み出してみませんか。
まずはここから始めてみましょう
「やってみたいけど、具体的にどうすればいいか分からない」そういった方はまずはこちらをやってみましょう!
・複数のピラティス養成団体の資料請求をする
・ピラティススタジオの体験レッスンに行く
・養成講座の説明会に参加
また、現在ピラティススタジオに通っている場合は、インストラクターの方と同じ団体先を検討するのも一つの方法です。
私自身、働いた後のライフスタイルがよく分からず、半年ほど不安のままスタートが切れずにいました。
「正直、もっと早くから始めればよかった」という思いがあります。様々な課題がありましたが、実際に行動してみることで、課題がクリアになり不安も解消されていきます。
まずは、今日できることを始めて、不安を安心に変えていきましょう。

まとめ
この記事では、現役インストラクターが実感した「活動を始める前に知りたかった5つのリアル」をご紹介しました。
ピラティスインストラクターの仕事は、クライアントの人生に寄り添う大きなやりがいがある一方で、資格取得後の継続的な自己投資や、集客といったビジネス的な課題も伴います。
しかし、最も大切なことは、完璧を目指すことではなく「一歩踏み出す行動力」です。
指導力以外のコミュニケーション能力や今までの経験や個性が、クライアントに寄り添う最大の強みになります。
資格取得後の多様なライフスタイルを鮮明にイメージすることで、不安を安心に変えることができます。さあ、あなたもインストラクターへの最初の一歩を踏み出し、心身ともに健やかに活躍していきましょう!


